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2024.12.20

ファン必読!応援広告で推し活をもっと盛り上げよう!知っておきたい基本とコツ

屋外広告

「応援広告」とは、ファンが主体となって、自分の好きなアイドルや芸能人、キャラクターを応援するために掲出する広告のことです。

韓国発祥の文化ですが、今では日本をはじめ、世界中で「推し活(好きな対象を応援する活動)」の一環として取り入れられています。

応援広告の最大の魅力は、「推しへの想いを形にできる」ことです。

街中や駅構内、SNS上に自分の推しの顔や名前が掲載されることで、多くの人に推しを知ってもらえるだけでなく、その広告を見た推し本人にも気持ちが伝わる可能性があります。

今回は、応援広告がどのように広がってきたのか、その文化的背景や理由、さらに応援広告の種類、費用、成功のポイントなどについて詳しく解説します。

後半では、応援広告を出すための手順もまとめているので、ぜひ参考にしてください。

※なお、「推し広告」という名称は商標登録されているため、本記事では「応援広告」に統一して解説します。

応援広告の文化が広がった理由は、韓国発祥のファン活動!

韓国発祥の「センイル広告(誕生日広告)」が応援広告の起源です。

K-POPアイドルの誕生日やデビュー記念日などをお祝いするために、ファンが自ら広告を出すという文化が韓国で定着し、世界中に広がりました。

韓国で応援広告文化が根付いた背景には、ファン同士が力を合わせて「推しをもっと有名にしたい!」という熱意と絆があります。

たとえば、地下鉄の駅やバス停に巨大ポスターを掲示したり、街頭の大型ビジョンで推しの映像を流したりする活動がスタンダードな人気。

日本では、2019年に放送された「PRODUCE 101 JAPAN」が応援広告ブームのきっかけとなりました。オーディション番組でデビューをかけた練習生たちを応援するために、ファンが街頭広告や交通広告を出すようになったのです。

広告には、推しの顔写真やメッセージが掲載され、ファン同士の一体感が高まるとともに、街中で注目を浴びる新しい推し活となりました。

さらに、SNSの普及によって広告の情報が瞬く間に広がるようになり、広告を掲出することで多くの方に推しの魅力を知ってもらえる機会が増えました。

応援広告が注目される理由は、ファンと推しの強い絆!

応援広告が注目される最大の理由は、ファンの熱意や想いを「目に見える形」にできることです。

推しの誕生日や記念日に合わせて広告を出すことで、推し本人だけでなく、多くの方に「自分が好きな対象が、どんなに素晴らしいか」といった気持ちを届けられます。

たとえば、街頭ビジョンや駅ポスターに大きく映し出された推しの広告は、その場を訪れたファンにとって、推しの魅力を再確認し、一体感が得られる原動力となるでしょう。

広告の前で写真を撮影したり、SNSで共有することで、さらにその喜びを他のファンと分かち合えるのです。

また、SNSに広告写真が投稿されれば、遠方のファンや推し本人にも情報が届きやすくなり、「広告を見た!」といった喜びの声が広がることも期待できるのです。

さらに、応援広告はファン同士の絆を強めるコミュニケーションツールとしての役割も果たします。

ファン同士の集まりは、しばしば「ファンダム」と表現されます。

こうしたファンダムが、SNSで「応援広告専用アカウント」を作り、広告の企画や資金集めを呼びかけ、ファンが協力し合って一つの広告を実現。

このような一連の過程は、まさにファンアート制作のような二次創作などと通底する、達成感や感動につながるわけです。

応援広告の種類を網羅!目的に合わせて選ぼう

応援広告にはさまざまな種類があります。

選ぶ媒体によって費用や効果が大きく異なるため、目的や予算に合わせて最適な手法を選ぶことが重要です。

以下からは、主な応援広告の種類について詳しく解説します。

街頭ビジョン広告がしたければ、大画面で強烈アピール!

街頭ビジョン広告は、大きな画面と映像のインパクトで道行く人の目を引く、効果的な広告手法です。

特に日本では、新宿や渋谷、池袋など人通りの多い都市部に設置されている大型ビジョンが有名。

以下は、街頭ビジョンの概要です。

  • 特徴:音声付きで映像を流せるため、推しの魅力を最大限に伝えられる
  • 費用相場:1日あたり10万~50万円程度(場所や期間により、かなりの高額になることもあるため注意)
  • 成功事例:K-POPアイドルのセンイル広告(現地)や、デビュー記念日を祝う映像広告が多い

韓国では江南駅や弘大入口駅周辺のビジョン広告が定番。ファンが集まる「聖地」となっています。

映像制作は高額になる場合がありますが、ファン同士で協力して費用を分担する、といった活動が国内でもみられます。

駅構内広告は、交通広告の中で最も手軽に始められる!

駅構内広告は、比較的手軽に始められる応援広告の一つです。

以下のように費用が抑えられるメリットがあるため、個人のファンや少人数のグループでも実現可能です。

  • 種類:ポスター広告、デジタルサイネージ広告、サインボード広告
  • 特徴:駅利用者の目に自然と留まりやすく、長期間掲出できる
  • 費用相場:1週間あたり2万~30万円程度(駅の規模や場所による)

新宿や池袋などのターミナル駅は特に人気が高く、大規模イベント前などでは広告枠が早く埋まることもあります。

地方の駅で広告を出す場合は費用が抑えられることもあるため、推しの出身地で応援広告を掲出するといった方法も。

ラッピングバスやトラックで街をジャック!

街中を走るラッピングバスやアドトラックは、応援広告の中でも特に「機動性」がある手法です。

広告が載ったバスやトラックが都市部を巡回することで、以下のように多くの方に推しの存在をアピールすることができるのです。

  • 特徴:移動式の広告なので、多くのエリアで注目されやすい
  • 費用相場:1日あたり10万~50万円程度。週計算が適用されることも。バス全体をラッピングする場合は100万円を超えることもある
  • 備考:韓国ではバス停広告やラッピングバスがセンイル広告の主流。日本でもアドトラックが男女問わずアイドル応援広告として注目されている

ラッピングバスは、全面に推しの画像やメッセージをデザインできるため、まるで街をジャックしたような気分になれます。

一方で、費用が高額なため、ファン同士の協力が不可欠です。クラウドファンディングやSNSでの資金集めが成功のポイントになります。

SNS広告はコスパ最強!広いターゲットに拡散!

SNS広告は、費用を抑えつつ広範囲にアピールしたい場合に最適な手法です。

InstagramやYouTubeなどの広告枠を活用すれば、短期間で推しの知名度を高めることができます。概要は以下の通り。

  • 特徴:低予算で始められ、うまくトレンドなどに便乗できれば拡散力が高い
  • 費用相場:1回あたり3万円~5万円程度(表示回数やクリック数に応じて変動するプランもあるため注意)
  • 備考:SNSアルゴリズムによりターゲットを絞り込んで表示されるため、推しのファン層に直接届きやすい

たとえば、推しの誕生日やデビュー記念日に合わせてSNS広告を流せば、SNS上でファンが広告を率先してシェアしてくれるなどが期待でき、拡散によってファン以外の目にも留まりやすくなります。

広告のデザインやキャッチコピーにこだわることで、さらに拡散力を高めることができます。

カフェ広告で、特別な空間を演出!

カフェ広告(カップホルダー広告)は、推しの誕生日や記念日を祝うためにカフェを装飾し、訪れたファン同士が交流できる空間を演出する方法です。

  • 種類:カップホルダー広告、店内ポスター、装飾イベント
  • 費用相場:カップホルダー印刷費は1回5万~15万円程度(期間は日や週など、確認が必要)。カフェスペースのレンタル費用が別途かかる
  • 備考:韓国ではセンイルイベントの一環として、推しをテーマにしたカフェが定番となっている

カップホルダー広告は、飲み物のカップに推しの顔やメッセージをデザインするため、ファン同士で「推しのカップを手にする」という一体感が生まれます。

さらにSNS映えするため、ファンが広告写真を撮影し、何も依頼せずとも自発的にSNSに投稿することが増えます。

このようなファン投稿(UGC:ユーザー生成コンテンツ)は、多くの人の目に触れる機会を生み、自然な形での拡散力も期待できるのです。

看板広告で、視覚的インパクトを最大限に活用!

看板広告は、通行人や通行車両の目を引く効果的な応援広告の一つです。これまで紹介してきた「駅構内広告」に看板広告が含まれることも。

特に、駅周辺や繁華街、交通量の多い道路沿いなどに設置されることで、推しの存在を幅広い層にアピールできます。

以下からは、看板広告の特長や種類、費用、具体的な活用法について解説します。

特徴

看板広告は、視認性の高さや種類の豊富さが魅力。選び方次第では、費用を抑えながらも効果的な応援広告を実現できます。

たとえば、看板広告の最大の特徴の一つは高い視認性です。

人通りや車通りが多い場所に設置すれば、遠くからでも目立つため、多くの方にアピールできます。

駅周辺や繁華街、交通量の多い道路沿いでは、さらにその効果が高まります。

また、看板広告は長期間の掲出が可能です。

固定型の看板であれば、一定期間のプロモーションを通じて、イベント前後を含めた継続的なアピールができます。

イベント当日だけではなく、その前後にも推しを多くの人に知ってもらうチャンスが増えるのです。

さらに、看板広告の種類は屋上看板、壁面看板、野立て看板、デジタルサイネージなど多岐にわたります。

たとえば、野立て看板は道路沿いで高い訴求力を発揮しながらも、製作・設置費用が8万円程度から始められ、月額費用も1.5万~3万円程度と実は比較的手頃です。

交通量の多い場所を選ぶことで、少ない予算でも多くの人にアプローチできます。

壁面看板は、建物の壁を活用するため、設置スペースさえ確保できれば初期費用を抑えられることがポイント。

駅や商業施設の近くなど、注目度の高いエリアに設置することで、効率的に多くの人の目を引くことが可能です。

応援広告に初挑戦する場合や、限られた予算で実現したい方は、無理して高額なオプションを選ぶ必要はありません。

それぞれの種類には独自のメリットがあり、自分たちの目的や予算に合った看板を選ぶことで、たとえ若い世代だけで構成されたファン層であっても、推し活を形にするハードルがぐっと下がるはずです。

うまく選択すれば、費用対効果の高い応援広告を実現できるので、ぜひ検討してみてください!

費用相場

種類 製作・設置費用 月額広告費 備考
屋上看板 20万~50万円 10万~30万円 遠くからの視認性が高いが高所作業が必要
壁面看板 10万~40万円 5万~20万円 初期費用が抑えられ、設置スペースの活用に優れる
野立て看板 8万~35万円 1.5万~3万円 道路沿いでの高い訴求効果が期待できる
デジタルサイネージ 50万~300万円 10万~50万円 動画や動的な表示で視覚的インパクトを増強

活用例

  1. 推しの誕生日を祝うメッセージ看板
    屋上看板や野立て看板を利用し、推しの誕生日を大々的に祝う内容を掲出。特に繁華街ではファン同士の交流のきっかけにもなり得ます。
  2. デジタルサイネージでの動的広告
    デジタルサイネージを活用し、推しの魅力を動画で伝える。K-POPアイドルのデビュー記念などで人気の手法です。
    ※新たに設置する場合は工事費用が高額で現実的ではないかもしれませんが、たとえば駅構内や商業施設など既存のデジタルサイネージ枠を利用する場合は映像制作費用のみで済むこともあるため、比較的コストを抑えることが可能です。
  3. 出身地での応援広告
    壁面看板や駅看板を推しの出身地に設置し、地域一帯で応援ムードを盛り上げることで、地元住民の支持も得られる可能性があります。

注意点

  • 設置場所選びは慎重に行い、ターゲット層が集まりやすいエリアに決めることが重要。
  • 長期利用を前提とした看板は、耐久性のある素材やメンテナンスのコストを考慮する必要があります。

太陽巧芸社では、看板掲出に伴う複雑な法的手続きやデザイン・映像制作に不安がある方にも、無料相談などを通じて丁寧にサポートを行っています。

推しの知名度を高めるための選択肢として、看板広告を検討してみてはいかがでしょうか。

応援広告を成功させたいなら、事務所の許可が必須!

応援広告を出す際、推しの写真や名前を使うには事務所の許可が必要です。

許可を得ないと、著作権や肖像権の問題でトラブルになる可能性があります。

まず、広告に使う写真やデザイン案を準備し、事務所に広告の目的や掲出場所、期間を記載した申請書を提出しましょう。

許可が下りたら、証明書を代理店に渡して手続きを進めます。

許可を得るには、広告内容を「誕生日のお祝い」などポジティブなものにし、可能な限り公式素材を使うことが重要です。

許諾準備などには時間がかかるので、遅くても2~3か月前から進めると安心です。

【応援広告掲出までの流れ】計画的に進めよう!

応援広告を出すには、事前準備が鍵です。

まず目的や場所、期間を決め、必要な資金をファン仲間と集めます。

SNSやクラウドファンディングを使うと、多くの協力者を募れます。

次に、デザインや映像を制作し、事務所の許可を取得。その後、代理店などと調整し、広告を掲出。

掲出後はSNSで広告を広めることで、推しの知名度をさらに上げられます。

こうした手続きを計画的に行うことで、スムーズに広告を実現できます。

【賛同者資金調達】応援広告の成功ポイントは、仲間集めとSNSの活用!

応援広告は、一人で出すのが難しい場合でも、SNSを使ってファン仲間を集めれば実現可能です。

近年では、既存のファンアカウントを持つ運営者が、新たに応援広告専用のアカウントを立ち上げることも一般的です。

この際、自分がその運営者であることを明示し、信頼を得るために、既存アカウントで告知を行ったり、身近なファンコミュニティに誠意をもって説明をしたりするケースが多く見られます。

このような透明性のある運営方法が、仲間を集めるうえで重要なポイントです。

応援広告用のアカウントができたら、Twitter(X)やInstagramで「〇〇さんの誕生日に広告を出したい」といった投稿をし、企画に参加してくれる方を募りましょう。

また、クラウドファンディングで資金を集める際は、リターンとしてグッズや記念品を用意すると、参加者が増えます。

広告が完成したら、写真をSNSで共有し、多くの方に見てもらうことで、さらに盛り上げることができます。

【トラブル対策】応援広告ではできるだけ自力で許諾確認と適切な準備をしよう!

応援広告を成功させるためには、これまで見てきたように、著作権や肖像権の確認が欠かせません。

必ず事務所に広告内容を申請し、許可を得るようにしましょう。この手続きは、推しを応援する上での基本的なマナーでもあります。

さらに、公序良俗に反する表現を避け、広告内容をポジティブなメッセージで構成することが重要です。

たとえば、応援やお祝いを伝える明るい内容にすることで、広告が多くの人に受け入れられやすくなります。

ただし、許諾の手続きには注意が必要です。一部の業者は各種許諾を代行してくれる場合もありますが、どこまできちんと対応してくれるかはわかりません。

事務所やイラストレーターとトラブルになるケースも考えられます。

そこで、ファン自身が各事務所の応援ガイドラインやルールを熟読し、自ら手続きを行うことをおすすめします。

自分でプロセスを進めたほうが確実で、推しへの想いがよりしっかりと伝わるはずです。

また、広告を掲出する際は、掲出場所や期間のルールを遵守し、広告代理店とも事前にしっかり調整を行いましょう。

こうした準備を怠ると、広告が却下されたり、思わぬトラブルに発展する可能性があります。

事前確認を徹底し、丁寧な手続きを心がければ、スムーズに広告を実現できるでしょう。

推しへの想いを形にするためにも、慎重かつ確実に進めていきましょう。

【まとめ】応援広告での魅力を活かし、推しとの絆を深めよう!

この記事では、応援広告の種類や手順、成功の秘訣について詳しく解説しました。

応援広告は、推しへの想いを形にし、ファン同士の絆を深める新しいコミュニケーション方法です。

また、看板広告のように視認性や効果が長続きする手法も注目されています。

目的や予算に合わせて計画的に進めれば、推し活の新しい形を実現できるでしょう。

特に、初めて計画する方にとって、応援広告を成功させるためには、計画的な準備と適切なパートナー業者などの選択が重要です。

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