




視線を集める突き出し看板×キャラクター造形。路面店舗のファサードを活かしたサイン【八王子】
エリア | 東京都八王子市 |
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業種 | 外壁・屋根リフォーム |
アイテム | 壁面看板 |
種別 | 新規看板設置 |
郊外型の路面店において、店舗サインの視認性は集客に直結します。
本記事では、歩行者・ドライバー双方への視認効果を狙った突き出し看板とキャラクター造形による外観演出事例をご紹介します。
今回の建物は、角地に建ち、大きな通りに面した1階建ての店舗。
周囲に高い建物が少ない立地環境を活かし、建物の軒上を使った視線誘導型のサインデザインを実現しました。
サインは、建物のパラペットラインを大きく越えて上方向に突き出す形で設置。
この立ち上がり構造により、遠方からでも明確に認識できる視認性を確保しています。
角地という特性を活かし、正面・側面の両面看板を一体化した連続デザインで構成することで、
車道・歩道の両方向から視線を集める効果を持たせています。
看板上部には、オリジナルキャラクターの形状に沿ったアウトラインカットの造形パネルを設置。
平面看板の一部としてではなく、独立した造形物として立ち上げ加工することで、ファサード全体にポップな印象と親しみやすさを演出しています。
このようなキャラクターサインは、特にファミリー層や地域住民に対して記憶に残りやすく、
店舗の顔として効果的なブランディング手法となります。
サインのベース素材には、屋外耐候性に優れたアルミ複合板(インクジェット出力+UVラミネート仕上げ)を採用。
さらに、文字部分にはステンレス素材の立体文字を使用しています。
これにより、
印刷面との凹凸差による立体感
マットなベース × メタリック素材の質感コントラスト
を両立し、主張しすぎない上品な存在感を創出しています。
※今回、照明設備は使用せず、日中の自然光のみで成立する設計となっています。
その分、素材感や角度調整により“光が当たらなくても見えるサイン”を実現しています。
店舗正面には駐車スペースがあり、来店時に車内から看板を見るケースも想定。
そのため、サインの角度やキャラクターの配置は、斜め方向からも正しく認識できる構成に調整しています。
また、窓面への情報過多を避け、建物上部で情報を集約することで、全体がすっきりとした印象に。
本事例では、照明設備を使用せず、構造・素材・形状の設計力のみで高い視認性を確保しています。
突き出し看板とキャラクター造形を活かしたこのようなファサード演出は、
郊外型の店舗においても「立ち寄りやすさ」「親しみやすさ」「信頼感」の形成に大きく寄与します。