新型コロナウイルスの影響で外出が制限される中、多くの企業が屋外広告の解約を余儀なくされました。
広告業界も厳しい状況が続く中、当社に届いたのは「秋葉原ヨドバシ前の消火栓広告スペースが空いた」というニュース。
この好立地にあるわずかなスペースを活かし何か前向きなメッセージを届けられないかと考え、自らこの広告を借りる決断をしました。
看板屋が広告を出すという前代未聞の挑戦
看板広告を制作する側である私たちが、自社で広告スペースを借りてメッセージを発信するというのは、前代未聞の試みでした。しかし、コロナ禍の困難な状況で、少しでも街を歩く人たちに元気や笑顔を届けたいという思いが強く、クリエイターチームと話し合いながらキャッチコピーを考案しました。「クスッと笑えて、心が少しでも軽くなるような瞬間が作れればいい」そんな願いを込め、思わず立ち止まって見てもらえるようなメッセージを掲出しました。
さまざまなメディアに取り上げられる
広告を出した当初は、看板が小さいため「どれほどの人が気づいてくれるだろうか」と少し心配していました。
しかし、通行人の方々からの温かい反応が次第に広がり情報番組やネットニュースなどさまざまなメディアで取り上げていただくことができました。
想像以上の反響をいただき、メディアを通じて私たちのメッセージがさらに広がっていくのを実感しました。
看板広告の面白さと、想いが伝わる喜び
秋葉原ヨドバシ前という限られたスペースではありますが、この広告を通じて伝えたかったのは
「困難な時こそ笑顔を大切にしよう」
というシンプルな思いです。
看板の大きさはわずかでも、クリエイターチームが込めた工夫と真剣な思いは、多くの方に届いたのだと感じました。
そして、その結果が社内にもほっこりとした温かな雰囲気をもたらし私たち自身も「広告の持つ力」を改めて実感しました。
広告の力を信じて
今回の挑戦は、広告業界の一員として新たな気づきを得る貴重な機会となりました。
困難な時期だからこそ広告には人を元気づけ、前向きな気持ちにさせる力があると信じています。
今後も私たちは、広告の魅力を最大限に活かしながら多くの人に笑顔や元気を届ける取り組みを続けていきます。