看板は、企業や店舗の顔ともいえる重要な存在です。しかし、日々の雨風や紫外線によって、時間とともに劣化が進んでいくのも事実です。
家電製品や衣類に寿命があるように、看板や屋外広告物にも寿命(耐用年数)があります。
それでも、適切なメンテナンスを行えば、寿命を延ばし、長く使い続けることが可能です。
本記事では、看板・屋外広告物の寿命と、少しでも長く使うためのメンテナンス方法について詳しく解説します。
自店・自社の広告塔としての看板効果を持続させるため、ぜひ参考にしてください。
看板・屋外広告物の寿命は種類、材質によって異なる!
看板や屋外広告物は、どうしても少しずつ劣化していきます。完全に老朽化を防ぐことはできません。
それでは、看板や屋外広告物はどれくらいの期間使えるのでしょうか?
ここからは、看板の耐用年数について、その目安を解説します。
耐用年数を参考にすると看板の寿命を把握できる
看板や屋外広告物の寿命の目安として、国税庁による「主な減価償却資産の耐用年数表」を参考にすることをおすすめします。
耐用年数表を参考に、各種看板の耐用年数を整理すると、以下の表のようになります。
看板の種類 | 耐用年数 |
---|---|
野立て看板・自立看板 | 金属製:20年 その他の素材:10年 |
屋上塔屋看板・広告塔 | 金属製:20年 その他の素材:10年 |
袖看板・突き出し看板 | 金属製:18年 その他の素材:10年 |
立看板・スタンド看板 | 3年 |
電飾スタンド看板(ネオンサイン) | 3年 |
デジタルサイネージ(電子ディスプレイを使った動的な広告) | 3年 |
耐用年数とは、税金を計算するために資産価値が償却されるまでの期間を定めたものです。
したがって、看板の耐用年数と寿命は、必ずしも同じではありません。
あくまでも、寿命を判断するための目安として考えてください。
看板の寿命は設置環境などによって変わることに注意しよう
看板の寿命は、どこに設置しているか、どんな環境かによって変わります。
たとえば、雨や風にさらされる場所だと劣化が早くなり、暑さが厳しい夏が続くと、電気の部品が壊れたり、アクリル板が膨張して看板が外れることもあります。
また、雪の多い地域では雪の重さで看板の部品が壊れることもあり、海の近くでは、潮風で鉄の部分が錆びることもあるのです。
看板・屋外広告物を長持ちさせる!管理とメンテナンスのコツ4選
看板や屋外広告物を長持ちさせるためには、以下のように重要なポイントに注目して管理やメンテナンスを行うことが大切です。
- 拭き掃除をする
- 荒天時は屋内にしまう
- ウェイトを使って転倒を防ぐ
- 定期的に点検する
ここからは、こうした看板・屋外広告物の管理とメンテナンスのコツ4つについて、詳しく見ていきましょう。
【コツ1】拭き掃除をおこなう
看板をきれいに保つためには、日々の掃除が欠かせません。
看板は雨や風、ほこり、指紋などでだんだん汚れていきます。
掃除には、色落ちしにくい家庭用の洗剤を薄めて使いましょう。
スプレーで洗剤をかけたタオルや雑巾でやさしく拭き、汚れを落とします。
その後、水拭きと乾拭きをして仕上げます。
お店や会社の顔である看板が汚れたまま放置されないように、毎日のお掃除の中に取り入れてみてください。
特に、飲食店ではスタッフに掃除の大切さを伝えることが重要です。
【コツ2】荒天時は屋内にしまう
雨や風など天気による劣化を防ぐために、悪天候の時は看板を屋内にしまうのがおすすめです。
多くの屋外看板は完全防水ではないため、雨にさらされると中に水がたまりやすくなります。また、強風や台風の日には看板が倒れたり、最悪の場合、事故になることもあります。
もちろん、看板の種類によっては移動できないものもありますが、動かせる看板は安全のために屋内に入れることを考えましょう。
【コツ3】ウェイトを付けて転倒を防止する
看板が倒れないようにするには、ウェイト(看板の足元に置いて重りにするもの)を付けて固定するのが効果的です。
ネット通販やホームセンターで、水を入れて使うタイプのウェイトなどが売られています。
こうしたウェイトを重りに使うことで、通行人がぶつかって倒れるのを防ぎ、いたずらされにくくなります。半永久的に使えるので、ぜひ活用してください。
【コツ4】定期的に点検する
定期的な点検を行うことで、看板や屋外広告物の劣化や故障を早めに見つけることができます。
早い段階で修理できれば、簡単な手直しで済むこともあります。
看板を長持ちさせ、事故を防ぐためにも、定期的な点検は欠かせません。
劣化した看板はリニューアルするのがおすすめ!4つのメリット
看板に錆が出たり、色が薄くなったりと、劣化が目立ってきた場合は、思い切ってリニューアルすることをおすすめします。
リニューアルすると、以下の4つのメリットがあり、店舗や会社にとって役立つ結果となるはず。
- 店舗・企業のイメージチェンジに繋がる
- 集客効果が期待できる
- 事故を防止できる
- 最新の技術・デザインを取り入れられる
ここからは、こうしたメリットをそれぞれ詳しく見ていきましょう。
株式会社太陽巧芸社は、看板リニューアルの実績が豊富です。お客様のご希望に沿った最適な提案を、経験豊富な職人が行います。
こうしたデザイン変更や機能性向上など、看板に関するお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
【メリット1】店舗・企業のイメージチェンジに繋がる
看板を新しくすることで、お店や会社のイメージチェンジができます。
新品の看板は、フレッシュで前向きな印象を与え、明るく清潔な雰囲気を作り出します。
さらに、周辺の環境にもポジティブな影響を与えることが期待できるのです。
【メリット2】集客効果が期待できる
新しい看板は、以前よりも目立ちやすくなります。
つまり、新しいお客様が増えるだけでなく、以前から店舗の場所を知っている常連のお客様の再来店も促せるのです。
看板が新規顧客・休眠顧客の掘り起こしにつながり売り上げが増えれば、リニューアルにかけた費用も早く取り戻せるでしょう。
【メリット3】事故を防止できる
新しい看板にすれば、看板のパーツや部品もすべて新品になります。
そのため、通常の天候が続く限り、ひとまず事故の心配はなくなるはず。
古くなった看板をそのまま使い続けると、点検や修理のための時間とお金がかかることが増えますが、リニューアルすることで、目下の心配を減らし、仕事に集中できるようになります。
【メリット4】最新の技術・デザインを取り入れられる
看板をリニューアルする際、最新の技術を使ったものや、今の流行に合ったデザインを取り入れることもできます。
デジタル技術を使った未来的な看板や、流行を取り入れたデザインを使うことで、看板がより目立つようになり、お客様の注目を集めやすくなります。
また、お店や会社が新しいものに敏感である印象をもたらすことにもつながり、新規顧客の方にも良いイメージを持ってもらうことができるでしょう。
まとめ
この記事では、看板や屋外広告物のメンテナンスの重要性や、劣化が進んだ際のリニューアルのメリットについて詳しく解説しました。
古くなった看板は、お店や会社に悪い印象を与えることがあります。そのため、定期的なお手入れやメンテナンスをして、きれいな状態を保つことが大切です。
しかし、看板がある程度古くなったら、トータルの経費で考えた場合には思い切ってリニューアルすることが最善の選択肢となることもあります。
また、看板や屋外広告物には、各地方自治体の条例により、安全点検が義務付けられていることがあります。
点検をして不具合が見つかれば、修理をして安全を保つことがおすすめ。リニューアルすれば、看板の寿命を延ばすことができます。
点検の頻度や方法は自治体によって異なるので、詳しくは管轄の自治体のウェブサイトや担当部署に確認してください。
株式会社太陽巧芸社には、看板のリニューアルや点検・修繕に関して豊富な実績があります。
もし、「自分の会社の看板が古くなっていないか?」「メンテナンスや管理が必要なのか分からない」といったお悩みがある場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
デザインの変更や最新技術を取り入れたリニューアルもお任せください。経験豊富な職人が、お客様のご要望に沿った最適な提案を行います。